今回のゲストは、 内子町石畳で無農薬栽培の栗農家をしながら、店舗を持たない料理人として活躍する[寿喜多(すぎた)]の杉田理恵さんです。
イベントでのケータリングのほか、地元食材を用いた料理の開発や内子町にあるゲストハウス「内子晴れ」の料理監修などをされています。
(※本回の司会は岡山に代わって、どい書店のKo-ki karasudaniが代役を務めています。)
現在の活動
嫁いだ先が専業の栗農家だったので、旦那さんの栗の仕事をサポートしている。栗農家になって分かったのは、農協に出荷したあと誰がどう食べているか分からないということ。せっかくなら自分たちの手から消費者に直接届けたいという気持ちが芽生えた。
また、栗は一次加工が面倒なこともあり、お菓子として商品で売られているものは多いけれど料理の食材として嫌われがち。今まで食べたことのない栗料理を食べて貰うことで栗料理をもっと好きになって貰い、栗を表に出して行きたい。
料理人としての活動は、自宅のアトリエで作った料理をケータリングでお届けしたり、仕出しやお弁当を注文して頂いたり、イベントで販売したりしている。
「お店を開けないといけない」「続けないといけない」というのが苦手で、むしろ自分が食べに行く方が好きなので、お店を持たないようにしている。
それに、お店を持たずに自分が出向いて料理を振る舞うことで、いろいろな場所で知って頂く機会が増えるという今のスタイルが良いと思ってやっている。
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活動の経緯
以前は東京のデザイン会社で活版印刷のマネージャーをしていて、そのデザイン会社に石畳の集落を活性化させるプロジェクトの仕事が入ったことが今につながるきっかけ。
石畳に通っていたデザイナーさんの楽しそうな姿を見て、自腹でついて行ってみたら自分も石畳に通えるようになった。そして現在の旦那さんとの劇的な出会いがあり結婚して石畳に住むこととなる。
もともと料理の仕事をしていた訳ではなかったけれど、そのデザイン会社が生活を大事にする会社だったこともあり、社員全員のお昼ご飯を毎日作るようになった。
その内に、展示会のレセプションで料理出して欲しいといった料理の仕事が来るようになり、導かれるように料理の道に入っていくことに。
2046年に関する4つの質問
Q1. どこに住んでいたいですか?
「かずくん(旦那さん)がいる所に住んでいたい。」
Q2. 今の取組みがどうなっていたら良いですか?
「自分の好きなことや得意なことをして役に立てたら良いな」
Q3. 最も理想的な世の中はどうなっていますか?
「物々交換的な世の中になっていたらいいな。」
Q4. お迎えが来ました。死ぬ間際にひと言どうぞ!
「あ~楽しかった~!」
2046に向けて
今の活動は、何かを意識的に取組もうとしてやっているというよりは、暮らしの延長線上でグラデーションになっている。「○○のために」という想いはなく、自分たちが楽しんでいることが結果的に何かの役に立っていたら良いなと思う。
石畳に移り住んだ当初は、「地域のために」「誰かのために」とやっていたけれど、奥歯をすり減らして頑張っている自分がいた。今はすごくリラックスしていて楽しくて夢のよう。私にはその方向性があっている。
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Ko-ki karasudani の ひとこと
杉田さん
料理と人柄は繋がっていて、その料理のおいしさの理由が今回の配信でより分かった気がします。実は、私はそこが知りたくて杉田さんをお呼びしたのかもしれません。
リラックスした杉田さんのお話をぜひお聞きください!
くろだ の ひとこと
自分の素の気持ちを大切にしていて、無理をせず、力の抜けたリラックスした暮らし方をされている雰囲気を話の端々から感じられる杉田さんでした。
まさにそのお人柄が反映された「ほっ」とできる雰囲気が、杉田さんのお料理の人気の秘訣なのだと思います。ぜひ栗ご飯が食べたいです!!
●杉田理恵さん関連リンク
【Twitter】
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【instagram】
https://www.instagram.com/giiisuuu/
【かめおか夫婦 公式サイト】
https://kameokafuufu.jimdofree.com/
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