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  • 執筆者の写真福田百貨店 黒田

第28回_泰山咲美さん[ダンサー]

更新日:2021年5月23日



今回のゲストは、

松山市出身のコンテンポラリーダンサー泰山咲美さんです。舞台をはじめ、美術館、古民家、野外などでソロパフォーマンスなど幅広く活躍されています。



現在の活動


コンテンポラリーダンスを中心に、舞台に留まらず様々な場所で踊りを披露しており、他のパフォーマーとコラボすることもしばしば。


26才の頃に、西日本ではコンテンポラリーダンスのメッカとなっている神戸の劇場『NPO Dance Box』で1年間の国内ダンス留学を経験。その後、全国津々浦々を旅するテント芝居の一座『劇団どくんご』の全国ツアーに参加。


現在は松山市に在住。ソロ活動と併せて『星屑ロケッターズ』というダンスユニットに参加している。


何者かになろうとした20代を抜け、30代に入って「踊ることが純粋に楽しい」と語る。




活動の経緯


砥部町で生まれ育った咲美さん。同じ保育所に通っていた白百合の花のようにかわいい女の子に憧れ、公民館で開かれていたモダンダンス教室に通い始めたのがダンスに触れたきっかけ。


子供の頃から人前で踊ったりパフォーマンスを披露することが好きで、とにかく他人を「楽しませたい!」という気持ちの強かったそう。生まれもってのパフォーマー気質の持ち主。


高校を卒業して松山市で演劇をしている中で、ダンサーとして舞台に立ちたいという気持ちが生じ、それ以来ダンサーとしての道を歩んでいる。




2046年に関する4つの質問


Q1. どこに住みたいですか?

「おもしろい波に乗れていれば、日本のどこでも良いです」


Q2. 何してたいですか?

「踊りでも劇でも音楽でも、おもしろい人たちと一緒にいたい」

Q3. 働き方について(ベーシーックインカムがある場合)

「色んな所に行きたい。旅する期間と、拠点で籠もる期間を楽しみたい」

Q4. 変わって欲しくないこと

「おいしい水を飲みたい!」




2046に向けて


踊りの未来はどうなっていくのかを尋ねてみた。


「いまは舞台の世界でも人が集まることが難しくなっています。これから世の中がどうなって行くかわからないけれど、目の前で演じている人の息づかいを感じて心が動くような感動をダイレクトに味わって貰える方が絶対におもしろいので、それを失くさないようにしなきゃと思っています。」とのこと。


最近は昔に比べて「ダンス」が身近な存在になっていると感じる。きっとこれからももっと身近な存在になって行き、ダンスのジャンルの境界も曖昧になっていくのでは?という話になった。


「これまでは自分のことを『コンテンポラリーダンサーです』と自己紹介することも多かったけれど、これからはそうやって自分で自分を決めつけずにいた方がおもしろくなりそう」と語られていた。




おかやま の ひとこと


明るくて優しい気さくな方でした。ふわふわと漂っては、きちんといるべき場所に落ち着く。浮遊力と力強さの両方を兼ね備えた方でした。また、素直さと発するパワーの多い方で、とても演劇の世界を随所に感じました。



くろだ の ひとこと


「どこにいても、おもしろい人たちとおもしろいことをしていたい!」と、未来の話を語られた咲美さん。


それはきっと、「人を楽しませたい!」と思っていた子供時代のままに、昔も今もこれからも、自分の心が求めている道を歩んでおられる証しなのだろうと感じました。






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