今回のゲストは、
国境や世代を越えてそれぞれの地域の課題解決に取り組むネットワーク[CWB(Community network Without Border)]のスタッフ樋口わかこさん。
現在の活動
樋口さんが所属するCWBは、アジアを中心に海外7ヶ国で活動する支援団体。それぞれの地域が抱える環境の問題や、若者の働く場の創出など、地域のコミュニティに関する課題を“ビジネス”という形を通して一緒に解決していく活動をしている。
CWBの支援方法は、単純に物や金銭を寄付するのではなく、「そこに住む人々の生活や事業がどうすれば継続できるのか?」という視点を大切にし、地域の未来に繋がる自立の在り方を共に模索している。
活動の経緯
元はコミュニティトレード商品の企画・販売をしている『第3世界ショップ』のスタッフとして働いていた樋口さん。同社ではインドにて手作業で作られている山羊皮製品の商品開発のサポートなどを担当。そのほかにも海外とつながり活動する中で、同社も関わるCWBの活動にシフトする。
CWBの活動としては、東日本大震災の被災地支援プロジェクトで得た経験を活かしたネパール地震の被災地支援や、ミャンマーの紛争地域での若者の自立支援などに携わっている。
2046年に関する4つの質問
Q1. どこに住みたいですか?
「好きな場所にいたけど、私の取り柄はどこでも好きな場所に出来る。
だから“どこ”に居たいかというよは“誰”と居たいかが大事」
Q2. 何していたいですか?
「人と人が豊かにいれる場所や環境作りをしていたい」
Q3. 働き方について(ベーシーックインカムがある場合)
「ベース(支出)を下げることでインカム(収入)を下げる考え方も」
Q4. 変わって欲しくないこと
「自分を形作っている故郷(ふるさと)のソウルのようなもの」
2046に向けて
世界のある地域で解決できたローカルな課題が、別の国のローカルな地域の課題の解決に役立つことがある。
それは意外と日本の過疎地域が抱えてるローカルな問題と共通していたりする。
国内外を問わず、「自分たちの地域を良くしたい!」と願う若い人たちと共に地域の課題の解決に貢献していきたい。
※樋口さんも関わるCWAカンボジアが、2019年に企画した『クメール舞踊』の日本ツアーの様子。福田百貨店で開催した際の公演動画です。
おかやま の ひとこと
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くろだ の ひとこと
将来どこに住んでいたいか?という問いに、
「場所よりも誰といるか大事」との回答。
変わって欲しくないものは?という問いに、
「故郷の言葉や祭りや味、ソウルのようなもの」との回答。
どちらも『形が無く目に見えない概念的な存在』であることが印象的でした。
それは樋口さんが関わるCWBの活動方針が、モノやお金ではなく「持続性」や「継続性」という無形の価値を築く支援方法をとっていることと繋がっているように感じます。
関連サイト
【Webサイト】
https://www.p-alt.co.jp/cwb/
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