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第45回_岡山紘明さん[どい書店]

執筆者の写真: 福田百貨店 黒田福田百貨店 黒田

更新日:2021年8月25日



今回のゲストは、 愛媛県内子町小田にて若手クリエーターが集う場所『どい書店』を運営する岡山紘明さんです。


言わずと知れた本番組のメインパーソナリティーの一人。今回は誕生日配信を記念してゲスト出演することになりました!いつもとは逆の立場での出演でどんな話が聞けるのかご期待下さい。


司会は以前ゲスト出演された酒井大輔さんに代打を務めて頂きます★




現在の活動


拠点となる築90年を超す古民家『どい書店』では、週末に喫茶店、書籍や文具の販売、イベントのレンタルスペースなど、さまざまな活動を行っている。


それは単に”お店”という枠に留まるものではなく、若者が移住して地域の人と交流しながらクリエイティブなことをする『場所』として、活気や地域の未来の可能性などを生んでいる。



活動の経緯


中学生の頃から東大に入りたい憧れがあった。でも中学時代はテストが嫌いだったので、テストが少なくて効率的に専門分野を学べる学校で、かつ文系の自分でも通いやすい学校を探した結果、明石高専の建築学科に進学することになった。


東大の大学院には、人数が少なく倍率が低くてこれまでの知識が活かせることなどを考慮して、現実的だった都市工学の道に進んだ。道を選ぶにあたって自分でも逃げているような感覚もあるけれど、最も効率の良い道を選んで来たとも思っている。


大学院のフィールドワークで内子町を訪れた際に「良いところだな」と感じたのが移住のきっかけ。具体的に言い表せないないけど「何か良いな」と感じたその地域はしかし、「それを支えている人たちが近いうちに(死んで)いなくなってしまうな…」とリアルに頭の中に浮かんできた。


それまで自分が持っていた田舎のイメージは、年に数回帰省していたお婆ちゃんの田舎のイメージだった。それは道路などはキレイい整ってはいるけれど、活気がなく衰退しか感じないあきらめムードの田舎だった。


それに比べて、同じ田舎なのに明らかに違う魅力を放つ内子のあたたかさと感じた…と同時に、その素晴らしさが失われてしまうかもしれないイメージが一緒に頭に浮かんだ。


「この田舎を維持したい」と思ったのが4年前のことで、その後2019年3月から地域おこし協力隊として小田町で活動を開始することになった。


『どい書店』の企画書を書いた段階で6つほどアイデアがあり、最初にゲストハウスをしたかった。でも一人で古民家の掃除をするのは大変だったので、まずシェアハウスから初めて一緒に作業してくれる仲間を募り、行く行くはゲストハウスに転換する計画でスタートした。


するとなんと移住初日にKo-ki karasudaniくんと水本誠時君が『どい書店』に入居してくれることが決まった!結局ゲストハウス化するには改修費が大きすぎたので、そのままシェアハウスとして利用することになる。


2020年からは喫茶店もスタートし現在に至る。




2046年に関する4つの質問


Q1. どこに住んでいたいですか?

「小田!」

Q2. 今の取組みがどうなっていたら良いですか?

「小田を1200人住んでいる町にしたい。」


Q3. 最も理想的な世の中はどうなっていますか?

「従来型の政治が代わっていて欲しい」

Q4. お迎えが来ました。死ぬ間際にひと言どうぞ!

「言うことはない。」



2046に向けて


現在の小田町には2000人弱の人が住んでいるけれど、2046年には約700人になる予測となっている。その減少を1200人ぐらいで留めることが将来に向けた目標。


そのためには、5年後に新店舗が5つくらい増えていて、若者が暮らしやすい流れが出来ている状態をつくるのが中期の目標。


そうやってこの町を維持していくことやその取組みを通じて、ライフスタイルや社会の仕組みなどをこの町を舞台として、日本や世界にメッセージとして届けて行きたい。




おかやま の ひとこと


自分自身がゲストになる経験ができました!配信直後は、「こんなんで良かったのかなぁ感」が残りましたが、後で見返すとそれなりに楽しめる内容でした。岡山ファンの皆さんはぜひ見てね!また、ピンチヒッターで司会をしてくださった酒井さん、ありがとうございました!



くろだ の ひとこと


岡山くんのいっけん頼りなく感じる言動の奥には、実は誰よりも真剣に未来を考えた分析や地域への熱い想いがあることを感じることができる配信となりました。


そして、その頭の中で考えに考えられた思考をアウトプットする段階で、なぜかどうしようもなくポンコツな発言(褒め言葉)が飛び出す岡山くんの味が良く出ていた回でした(笑)


これから小田の町がどのようになっていくのか?そして、岡山くんやどい書店、そしてその周りの仲間たちがどのようになっていくのか?過疎に悩む田舎において、”将来を楽しみに思える”というだけでもとても素晴らしいムーブメントが起こっているのだと感じることができました。




岡山紘明さん関連リンク


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